今回は青森の方言である津軽弁について調べてみました。
特に青森県の方言は、わかりづらいとされています。
テレビ番組でもたまに話題になる津軽弁について今回は、調べてみました。
津軽弁とは?
青森県津軽地方で話される方言のことです。
青森県内の方言は、主に津軽地方の津軽方言と南部地方の南部方言に分かれるとされています。
なぜ方言が分かれているのかというと、江戸時代の津軽藩と南部藩に原因があります。
南部氏の一族の中から、津軽地方を仕切っていた大浦氏が南部氏を裏切る形で独立したことがきっかけで、津軽と南部に分かれてしまいました。
参考記事:青森県の歴史〜津軽VS南部〜
それが現在まで残っているとされています。
ですから、津軽弁は青森県全域で使われている訳ではないということです。
青森県の真ん中縦に線を引くと、大きく2つに分かれます。(正確に言えば、下北弁を入れて3分類のケースもあります。)
日本海側半分が津軽弁、太平洋側半分が南部弁と大きく2つに分かれます。
ちなみに南部弁は、少し範囲が広く青森県だけでなく岩手県の北部などでも使用されることがあります。
また日本語の中でも津軽弁は難しいとされています。
特に津軽地方以外の人にはまったくわからないとされています。
津軽弁は字幕や翻訳が必要とされて、津軽弁の意味を当てさせるようなクイズ番組もあったりします。
また、全国放送では津軽弁に対して字幕が付けられることもあります。
あまりの難解さに弘前大では、津軽弁を人工知能(AI)に音声認識させ、文字化する研究が行われています。
東北電が提供した通話記録250件を元に津軽弁で通話記録を読んでもらい、音声データを取得しています。
ちなみに津軽弁の方言詩人高木恭造の命日である10月23日を津軽弁の日と定めています。
津軽弁の特徴とは
引用元:津軽鉄道
濁音が多く、言葉が短いのが特徴です。
「どさ?」「ゆさ!」という4文字で会話出来るとされることがあります。
どさ?=「どこへ行くの?」ゆさ!=「お風呂に行くんだよ!」の意味です。
寒い地方なので、外ですれ違った際に少しでも短く話すようにされているとも言われていますwww
(真偽は不明です。)
とにかく津軽弁は短いのが特徴的です。また、発音が難しいともされています。
イントネーションの上昇が末尾にあります。(イントネーションの上昇が末尾に来ることは基本的にないため、難しく感じる。)
初めて聞く人にはフランス語に聞こえることもあります。
トヨタ自動車「パッソ」のCMでも津軽弁とフランス語のネタが使われています。
よく使われる津軽弁の代表例
津軽弁の代表例についていくつかご紹介致します。
発音が濁る
それがら(それから)・まだぐ(跨ぐ) など
単語が短くなる
い (分かります・そうですか?) わ (私) な(あなた)など
1文字で表現することができます。
標準語でつかない語尾がつく、
「んだおん」 そうだよ 「んだべ」 そうでしょう