2025年に大阪万博が55年ぶりに開催されることが決まりました。
いのち輝く未来社会のデザインをテーマに開催されます。
今回は、万博の歴史について調べてみました。
万博の始まり
引用元:産経新聞
様々な物品を集めて展示する万博が始まったのは1798年、パリで初めて開催されています。
万博は国際博覧会条約(BIE条約)に基づいて行われる複数の国が参加する博覧会です。
元々はパリで長らく1849年までに定期的に行われていました。
それがどんどん拡大していきました。同様の万博がベルギーなど他ヨーロッパで開催されるようになりました。
ちなみに万博開催を希望する場合には、博覧会国際事務局(BIE)に申請が必要となり、承認されることが初めて開催可能です。
日本での始まり
引用元:朝日新聞
日本に万博が知られたのは、1853年頃になります。
また日本が初めて参加したのは、幕末の1867年のことです。
薩摩藩と佐賀藩が参加したパリ万国博覧会(第2回)が最初の参加となっています。
明治維新後には、明治新政府は1873年のウィーン万国博覧会から公式参加を行った
ちなみに日本およびアジアで初めて万博が行われたのが、1970年の大阪万博です。人類の進歩と調和をテーマに行われています。
1970年の大阪万博では、参加国は77カ国で約6000万人の方が大阪に訪れました。
これは2010年の上海万博(来場者数約7300万人)で抜かれるまで史上最高の来場者数でした。
経済波及効果は2兆円に及んだと言われています。
しかし多くは日本人がほとんで、外国人は170万人程度しか来なかったとされています。
万博の成功を記念して作られた万博記念公園があり、甲子園球場の約65倍、東京ドーム約55個分の敷地があります。
岡本太郎意匠による太陽の塔が万博記念公園にあります。
※漫画20世紀少年には、太陽の塔をモチーフにした塔が登場してます。
引用元:日テレ
映画20世紀少年の公開を記念して、太陽の塔でイベントが行なわれています。
その後は、1975年の「沖縄国際海洋博覧会」、1985年の「国際科学技術博覧会」、1990年の「国際花と緑の博覧会」、2005年の「愛・地球博」で万博が行われています。
また、2025年に大阪市の夢洲(ゆめしま)で再度万博が行われることが決まっています。
2025年大阪万博
引用元:日経新聞
2025年の万博開催地域として、大阪が選ばれました。
大規模な万博としては2005年の「愛・地球博」以来です。大阪では1970年の初開催以来55年ぶりの開催となります。
日本(大阪)、ロシア(エカテリンブルク)、アゼルバイジャン(バクー)の3ヶ国から選ばれています。
いのち輝く未来社会のデザインをテーマとして開催予定です。
想定入場者数は約2,800万人となっています。
会場整備費は約1250億円程度とされています。経済波及効果として、約2兆円と試算されています。
2025年の大阪万博ですが、前回の太陽の塔のようなものは作らない予定となっています。