今回は餃子の歴史について調べてみました。
餃子の歴史
引用元:フジワンタン本舗株式会社
歴史は古く、中国の春秋時代に、山東省で誕生したとされています。
特に中国の北部では大晦日の夜に餃子を食べるのが、年越しの習慣として残っています。
また、日本では餃子と言えば焼き餃子だと思います。
しかし中国といえば、「水餃子」や「蒸し餃子」が一般的とされています。
また日本ではおかずとして食べることが一般的です。
中国では、主食として食べるのが異なる点です。
日本での餃子の歴史
引用元:東洋経済オンライン
日本で初めて餃子を食べた人物は江戸時代の徳川光圀とされています。
(水戸黄門として知られている徳川光圀です。ちなみに日本で初めてラーメンを食べたのも徳川光圀です。)
日本へ亡命していた朱舜水が伝来したと言われています。
日本で初めて工場で作った生の餃子を販売したのは株式会社紀文食品とされています。
ちなみに日本で本格的に餃子として食べられるようになったのは第2次世界大戦後とされています。
日本兵が満州で食べていた餃子を、宇都宮に帰った際に再現したことがきっかけとなっています。
本当に餃子がメジャーになったのは、ここ100年程度となっています。
冷凍餃子のシェアでは、味の素食品が1位(約5割程度)となっています。
2019年現在、年間で約200億円の売り上げ規模があります。
2012年には「水なし・油なし」で餃子が食べれる商品を出したことで、大ヒットとなっています。
2002年7月に餃子をテーマにしたフードテーマパーク「池袋餃子スタジアム」がナムコ・ナンジャタウンにあります。
近年の日本の餃子
1世帯平均の餃子購入額に関しては、宇都宮市と浜松市がいつも1位・2位を争っています。
東の宇都宮、西の浜松ともされています。
2018年のデータでは、宇都宮市4258円で、浜松市3582円となっています。
宇都宮市の餃子
引用元:宇都宮餃子館
前述の通り、満州から帰国した兵士が宇都宮に帰ってきた際、餃子を広めたことが宇都宮ギョーザの発祥とされています。
安くて栄養のあるギョーザは、寒暖差がある宇都宮にあっているとされています。
元々宇都宮も餃子の街として知られていた訳ではありません。
1990年頃、まちおこしのきっかけを探していた市の職員が、宇都宮市のギョーザの購入額が日本一ということに気づきました。
そこで宇都宮である餃子で日本一のモノをPRしようということで、まちおこしの一環として餃子を広めることになっています。
浜松市の餃子
引用元:浜松市
戦前の浜松には中国人が多く住んでいて、中華料理店で焼き餃子が提供されていたのがきっかけとされています。
また浜松市内には全国NO.1の餃子製造機械メーカーがあります。
ちなみに浜松餃子は、3年以上浜松に在住して浜松市内で製造されている事が必須となります。