今回は日本三名塔について調べてみました。
日本三名塔
引用元:トリップアドバイザー
「日本三名塔」は、法隆寺(奈良県)・醍醐寺(京都府)瑠璃光寺(山口県)の五重塔になります。
いずれも国宝に指定されています。
基本的にはいずれも日本三◯◯はあまり明確な根拠がないとされています。
日本三名塔に関しても特に根拠はないと言われています。
共通点としては江戸時代以前に建立され現存する五重塔の22塔であり、国宝に選ばれている9塔くらいです。
法隆寺(奈良県)
引用元:スカイチケット
法隆寺の五重塔は、今から1300年以上前に建立された世界最古の木造建築として知られています。
聖徳太子ゆかりの寺院であり、別名を斑鳩寺(いかるがでら)と呼ばれています。
姫路城と同時期に世界文化遺産にも登録されました。日本初の世界遺産として有名です。
ちなみに法隆寺の創建は、いろいろ説があります。
推古天皇(601~607年)の時期に創建されたとも言われており一度焼失し、天武天皇により再建されたとされています。
醍醐寺(京都府)
引用元:ZEKKEI Japan
真言宗醍醐派の総本山となっています。
国宝である五重塔は創建当初のもので、京都における最古の塔として人気となっています。
また、豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行われた地としても知られています。
毎年4月第2日曜日には、「醍醐の花見」にちなんだ「豊太閤花見行列」が行われています。
約1000本の桜が3週間かけて咲くため、多くの観光客が訪れます。
山上の上醍醐と麓の下醍醐から構成されており、境内は200万坪となっています。
古都京都の文化財として世界遺産にも登録されています。
平安時代に作られて、鎌倉時代に修繕されています。
瑠璃光寺(山口県)
引用元:大谷山荘
曹洞宗の寺院となっています。
瑠璃光寺がある山口市は「西の京」といわれ、大内文化が根付いた町となっています。
また、瑠璃光寺は大内氏全盛期の大内文化を伝える寺院となっています。
大内文化の始まりは、大内氏第9代当主・大内弘世が都を模倣した町づくりをしたことです。
室町中期における最も秀でた建造物として知られています。
実は東京スカイツリーも、瑠璃光寺の五重塔と同じ建築技術が使われているとされています。