今回は日本三大桜について調べてみました。
日本三大桜・五大桜
引用元:ウェザーニュース
日本三大桜は、一本の桜の木が名桜とされ、福島県の三春滝桜、山梨県の神代桜、岐阜県の淡墨桜になります。
少し紛らわしいのが日本三大桜の名所です。
こちらは1本の桜ではなく、地域全体の桜を桜の名所として指定しまいます。
青森県の弘前公園、長野県の高遠城址公園、奈良県の吉野山になります。
ちなみに日本三大桜は、大正時代に制定された法律「史跡名勝天然記念物保存法」に沿って選ばれた桜の名所が選ばれています。
最近では日本三大桜ではなく、2つ追加され、日本五大桜と呼ばれることもあります。
参考記事:日本三大桜名所について調べてみた
三春滝桜(福島県)
引用元:みはる観光協会
梅と桃と桜の花が同時に咲くことで、三つの春が同時に来ることから三春と名付けられたと言われています。
また、桜の木として初めて国の天然記念物に指定されています。
ピークは4月中旬~下旬くらいです。
満開のときに滝が流れ落ちるかのように桜が見えるため、滝桜と呼ばれる所以です。
夜にはライトアップも行っています。
神代桜(山梨県)
引用元:一般社団法人 北杜市観光協会
山梨県の北杜市武川町(旧 武川村)にある桜の木です。
推定樹齢は1,800年から2,000年と言われています。日本三大桜の中でも一番古いです。
ピークは4月上旬くらいです。開花時期には、神代桜まつりを行っています。
日本武尊(ヤマトタケル)によって植えられたと言われています。
淡墨桜(岐阜県)
引用元:本巣市観光協会
淡墨桜はうすずみさくらと読みます。岐阜県の淡墨公園にあるエドヒガンザクラです。
ピークは4月上旬~中旬くらいです。
樹齢が1500年余りと推定されていて、第26代天皇である継体天皇によってお手植えされたと言われています。
狩宿の下馬サクラ(静岡県)
引用元:静岡・浜松・伊豆情報局
富士宮市に咲く桜です。
源頼朝が富士の巻狩りを行った際に寄ったことから、狩宿の下馬ザクラと呼ばれています。
国内最古のヤマザクラといわれ国の特別天然記念物にも指定されています。
別名「駒止めの桜」とも呼ばれており、桜開花時には狩宿さくらまつりを開催しています。
大政奉還を行った江戸幕府第15代征夷大将軍である徳川慶喜は狩宿の下馬サクラについての歌を詠んでいます。
あわれその駒のみならず見る人の 心をつなぐ山桜かな
石戸蒲サクラ(埼玉県)
引用元:北本市HP
北本市にある東光寺に咲く桜です。国の天然記念物にも指定されています。
源頼朝の弟にあたる源範頼(みなもとののりより)の別名「蒲冠者(かばのかんじゃ)」が由来とされています。
ピークは4月中旬くらいです。