いつから日本三名園と呼ばれているかは、わかっていません。
1900年始めに海外向けに作成されたパンフレットの中で「日本三名園」として3つの庭園である「偕楽園」、「兼六園」、「後楽園」が紹介されていたことがキッカケとなっています。
それが「日本三名園」と呼ばれ始めた由来と言われています。
「花の偕楽園」「雪の兼六園」「月の後楽園」と呼ばれています。
これは、中国「唐」の詩人である白居易の美しい風景を指す「雪月花」から取られているとされています。
今回は日本三名園について調べてみました。
偕楽園(茨城県)
引用元:ANA
偕楽園は、1842年7月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により造られています。
偕楽園は、領民と偕(とも)に楽しむ場を作るというコンセプトのもとに造られました。
現在は、国の史跡及び名勝に指定されています。
さらに近隣の千波公園を含めて「偕楽園公園」と呼ばれています。
都市公園としてはニューヨーク市のセントラルパークに次いで世界第2位の広さとなっています。
約100種類3,000本の梅が植えられており、梅の名所として人気のスポットとなっています。
2月下旬から3月下旬頃までがピークで、梅まつりと呼ばれており、多くの観光客が訪れています。
2019年11月から偕楽園の有料化が始まりました。
2020年2月より、梅まつり中に初めて利用者から料金が取られることになります。
兼六園(石川県)
引用元:ZEKEEI japan
加賀藩の5代目藩主・前田綱紀が建てた別荘の周りを庭園としたのが兼六園の始まりと言われています。
松平定信が命名したとされています。
1985年には国の特別名勝に指定されています。
2009年にはミシュランガイドで最高ランクの三つ星を獲得しました。
冬にはライトアップされて幻想的な雪景色が見ることが出来ます。
また1、2位の美しさと言われるのが「唐崎松(からさきのまつ)」です。
後楽園(岡山県)
引用元:岡山後楽園
岡山藩の第2代藩主の「池田綱政」によって作られました。
広さは東京ドームの約3倍となっています。
元禄時代を代表する庭園となっており、『シュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三つ星を獲得しています。
ソメイヨシノを中心に約60本の桜が有名となっています。