新紙幣の3名について調べてみました。
今回の変更は20年ぶりとなっており、2024年を目処にデザインが刷新されます。
1万円札は福沢諭吉→渋沢栄一
5000円札は樋口一葉→津田梅子
1000円札は野口英世→北里柴三郎
にそれぞれ変更になっています。
麻生氏は
「新たな産業の育成、女性活躍、科学技術の発展など現代にも通じる諸課題に尽力し、新元号のもとでの新しい日本銀行券にふさわしい人物だ」と述べています。
また、最新の偽造防止技術を使用することが目的とされています。
従来からの明治以降の文化人からという事は踏襲しています。
それでは詳しく調べていきましょう。
渋沢栄一
引用元:産経ニュース
新1万円札は、渋沢栄一に変更されます。
渋沢栄一は、日本資本主義の父として知られています。
第一国立銀行(現みずほ銀行)、東京ガス、東京海上火災保険、東急電鉄、帝国ホテル、東京証券取引所、キリンビール、サッポロビール、理化学研究所、王子製紙、東洋貿易など様々な会社設立に関わっていると言われています。
なんと500以上の会社設立・経営に携わったとされています。
またマネジメントなどで有名なドラッカーも渋沢栄一を絶賛していました。
「私は、経営の『社会的責任』について論じた歴史的人物の中で、かの偉大な人物の一人である渋沢栄一の右に出るものを知らない。彼は世界のだれよりも早く、経営の本質は“責任”にほかならないということを見抜いていた。」
引用元:P・F・ドラッカー 『マネジメント』 序文
また、実は埼玉県深谷市出身であり、埼玉県のスターです。
参考記事:埼玉県のご自慢有名人選手権
津田梅子
引用元:マイナビニュース
新5000円札には、津田梅子が選ばれています。
「女子教育の先駆者」と呼ばれ、津田塾大学の創始者として有名です。
また日本で初めての女子留学生としても知られています。
岩倉使節団と共に渡米しています。
ちなみに留学期間が10年と長かったため、日本語を忘れてしまったと言われていますwww
(渡米時に津田梅子は6才でした。)
帰国後に「女子英学塾」(現在の津田塾大学)を開校しています。
従来の花嫁修行的な教育ではなく、女性地位向上のための高等教育のために行いました。
津田塾卒業生が一流企業へ就職したり、官公庁の職員になったりしています。
津田塾大学卒業生の活躍がめざましいものでした。
北里柴三郎
引用元:学校法人北里研究所
1000円札には、北里柴三郎が選ばれています。
「近代日本医学の父」と言われています。
北里柴三郎は、特に細菌学分野で数々の功績を上げています。
破傷風菌の純粋培養や血清療法の確立などが特に有名です。
慶應義塾大学医学部を創設し、医学の発展に貢献したとされています。
まとめ
2024年に新紙幣が変わると言われています。
こういった事をきっかけに改めて偉人の方々の功績が知られていくといいなと思います。